吸引分娩になった場合は高額療養費制度が使えるの?
こんなお悩みをもつ方におすすめの記事です。
どんな出産も命がけで大変ですよね。少しでも経済的負担が軽くなるように、制度を利用できる場合はもらすことなく使いましょう!
私の体験話になるのですが。。
私は長女を出産する際に吸引分娩となりました。
助産師さんに上から馬乗りになって思いっきり押され、お医者さんに赤ちゃんを吸引してもらうという状態に、立ち会った主人は引いていました。
私の場合、吸引分娩になったということで保険適応になりました。
保険適応になったし、加入している医療保険の請求もできるなぁ。。
と、医療保険の請求で満足して終了しかけていました。
そのとき、高額療養費制度が使えることに気づいていませんでした!
健康な方は高額療養制度とは馴染みがないかもしれませんね。
今回は高額療養費制度についてお伝えしたいです。
高額療養費制度とは?
高額療養費制度とは、同一月(1日から月末まで)に医療機関や薬局の窓口で支払う医療費の自己負担額が高くなった場合、上限額(年齢や所得によって変わります)を超えた分を支給する制度です。
上限額:70歳以上の場合と69歳以下の方とで基準が異なる年収ごとに区分が分かれており、収入が少ない方ほど負担が軽減
また、いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。
支給申請はいつまで可能?
診療を受けた月の翌月から2年間まで支給を受けられます。
もし申請し忘れていてもこの2年の間であれば、過去にさかのぼって支給申請することができますよ!
高額療養費制度の支給対象となる医療費は?
保険適用される診療に対し、支払った自己負担額(上限額を超えている分)が対象となります。
69歳以下の場合、自己負担額を合算するためには、レセプト1枚あたりの1か月の自己負担額が2万1千円以上であることが必要です。医科と歯科、入院と外来とではレセプトが分かれます。
レセプト:患者一人が診療に要した費用を医療保険に請求するために、暦月(月の初めから終わりまで)単位で医療機関や薬局が作成する請求書。
「先進医療にかかる費用」・「差額ベッド代」・「入院時の食事代」・「自由診療」などは対象となりません
高額療養費の支給申請はどう行うの?
原則として高額療養費は自己申告制です。
自己負担額の支払い後に自分が加入している公的医療保険健康(社会保険組合・協会けんぽの都道府県支部など)に、高額療養費の支給申請書を提出または郵送することで支給が受けられます。
病院などの領収書の添付を求められる場合もあるのでしっかり保管しておきましょう。
申請から支給までどれくらいの期間がかかるの?
申請後に審査が行われるため、支給されるのは少なくとも約3ヶ月程度かかるようです。
医療費の支払いが高額で困難なときには、無利息の「高額医療費貸付制度」を利用できる場合があります。加入中の医療保険にお問い合わせすることをおすすめします。
最後に
私は帝王切開になった友人と出産後に話をしていて、「高額療養費の適応になるよ」と指摘してもらいました。
帝王切開は高額療養費の適応になるとは知っていましたが、吸引分娩や鉗子分娩なども保険適応になれば高額療養制度を使えると気づいていませんでした。教えてくれた友人に感謝です!
別の吸引分娩になった友人も「高額療養制度を使えるとは知らなかった!」ということも実際ありました。
原則として高額療養費は自己申告制です。医療費の家計負担が重くならないようにするための制度、損をしない為にも覚えておいてほしい制度です。
・3歳と1歳の娘を育てているワーママ
・投資歴8年、ミニマリストに憧れる
・MBTI診断:ISPT(真理の探究者、らしい。。)
・動物占い:こじか